エコマリンタック | 自然分解しやすいバイオマスプラスチック素材
環境に優しいシール素材 エコマリン
結論から言うとバイオマスとは土壌や海洋で自然分解しやすく、燃焼時に二酸化炭素が軽減されるプラスチックを使った素材です。そんなバイオマス素材を使ったシールの素材のラインナップを新たに追加しました。
以前、シール素材業界の大手メーカー株式会社リンテックの再生PETとバイオマスの粘着を使った素材を紹介しましたが、今回は王子タック株式会社から発売されている エコマリンタック (Eco Marine Tac)を紹介します。
環境にやさしい素材でシールをお作りになりたい法人さまに読んで頂ければ幸いです。
即日対応します。ぜひ一度お試しください。
エコマリンの仕様
エコマリンタックは、「白」と「透明」の2種類があります。粘着は特殊永久粘着剤を使用し、台紙は薄口のグラシンセパレーターになります。
■白色品番:BPW4/V41/KG6W
■透明品番:BPC4/V41/KG6W
環境に優しいシール素材エコマリンは、シール部分(表面基材)が自然分解しやすいバイオマスプラスチック を使用しています。このバイオマスプラスチックとは、日本バイオプラスチック協会が定義した、原料として再生可能な有機資源由来の物質を含み、化学的または生物学的に合成することにより得られる高分子材料のことを指します。
特徴
■シール部分(表面基材)にバイオマスプラスチック を使用
■表面機材の分解を阻害しにくい特殊剤を使用
■PETラベル、OPPラベルと同等の印刷適性
■一般的な紙タック(シール素材)と比較し、優れた耐水性
■環境省の「海洋プラスチックごみ」問題解決への取り組みキャンペーン「プラスチックスマート」の登録製品
性能
海洋分解試験では、100×100mmサイズのEco Marine Tac (エコマリンタック)を、水温30度の模擬海水中にて6ヶ月試験したところ、大きさが85%も縮小されたそうです。
土中分解試験では、100×100mmサイズのEco Marine Tac (エコマリンタック)を、腐葉土に埋没させて6ヶ月試験したところ、バラバラに分解し、面積は半分程度になったようです。
制作事例
エコマリンタックで、株式会社くくり様にノベルティシールを作成しました。詳しくは制作事例ページにてご確認ください。
制作事例:バイオマスを使用したノベルティシール
デメリット
エコマリンタックは環境を配慮した良いシール素材ですが、制作時に気づくデメリットもありました。
■ 他のシール素材に比べ変形しやすい。気にならないレベルですが、少しだけ湿度で素材自体が波打ってしまいます。
■ 縮小してしまう。素材の特性だと思うのですが、2%程縮んでしまいます。
問題ないレベルのデメリットかと思いますが、気になる場合は量産前に校正(試作)を行い、テストすると良いでしょう。
環境に優しいシール素材 エコマリン まとめ
中途半端なエコ素材ではなく、総合的に良い素材と認識しております。素材サンプルも対応可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
即日回答します。ぜひ一度お試しください。