ロールシール印刷とは?仕上がりのメリットや費用、仕様を紹介

ロールシール 印刷

業務用シールを注文するときは、要望に合わせて好みの納品形態を選択できます。なかでもロールシール印刷は人気の高いシール形状のひとつです。貼り付け作業が必要な場面に適しているため、工場や店舗を始めとして幅広い場面で導入されています。

当社は、シール制作を専門とする印刷会社です。ロールシール印刷のような定番の納品形態から特殊な形状まで、幅広いタイプのシールを制作しています。業務用シールやオーダーメイドのシール作りを検討している方は、お気軽にご相談ください。

即日回答します。ぜひ一度お試しください。

目次

ロールシール印刷とは

シール ロール仕上がり
ロール仕上がり

ロールシール印刷はロール仕上がりとも呼ばれ、ロール状に巻かれた状態で納品される業務用シールのことです。細長いシート状の台紙にシールが連続して付いています。ラベラーという機械貼りに適しているため、シール貼りの負担を軽減する目的で選択されることが多いです。

また、吊り下げた状態で保管できるため、スペースを占有せずに置いておけます。一般的なシートカットと同レベルの需要があり、幅広い場面で活用されているシールの納品形態です。

ロールシール印刷を選ぶメリット

ロールシール印刷が向いている場面は、以下のとおりです。

  • 保管しやすい
  • 貼り付け作業がスムーズ
  • ラベラーに対応できる

メリット1 保管しやすい

ロールシールはシートのシールよりスペースを取らないため、保管場所が限られている場面にも適しています。1ロールの枚数を増やすことで、大量のシールの束がバラけてしまうこともありません。

なるべく省スペースで大量のシールを在庫として抱えておきたいときは、ロールシール印刷がおすすめです。

メリット2 貼り付け作業がスムーズ

商品ラベルや成分表示シールなど、貼り付け作業が必要なシールは、ロールシール印刷が向いています。シートのシールの場合、手貼り作業が必要となるため作業効率が落ち時間がかかるためです。

一方、手動ラベラーを使用すると手貼り作業よりも素早く正確に貼ることができます。大体の目安として、3,000枚以上になる場合はロールシール印刷にした上で、手動ラベラーではなく自動ラベラーで貼ることをおすすめします。

メリット3 ラベラーに対応できる

ラベラーを使う場合は、ロール仕上がりでシールを注文する必要があります。ラベラーとは、シールを自動で対象に貼ってくれる機器のことです。

以下に、クラフトビールの缶を制作した当社の事例を紹介します。

ビールラベル
制作事例|株式会社ヨロッコビール 缶ビール用ラベル

ロールシール印刷は、作業を効率化してくれる利便性の高さが強みの納品形態です。ラベラーにセットできることが大きなメリットですが、注文するときは紙管の径を確認しておく必要があります。サイズが異なると機械にセットできないため、間違いがないように注文することが大切です。

ロールシール印刷のほかに選べる納品形態は、以下のとおりです。

用途で選べるシールの納品形態

ロールシール印刷に向いている商品や素材 

ロールシール印刷は、紙素材・フィルム素材問わず、幅広い素材のシールに適用できます。紙素材であれば上質紙やコート紙、フィルム素材であればユポやPPなど、定番の素材は基本的にロール仕上がりで注文可能です。

以下に、当社が制作したビールラベルの制作事例を紹介します。

ラベルをボトルに機械で貼り付けていくため、ロールシール印刷で仕上げました。耐水性のあるユポ80μに金箔押し加工を施しています。

ゴールデンブルワリー ビールラベル
制作事例|ゴールデンブルワリー ビールラベル

フィルム素材にラミネート加工を合わせると、耐水性・耐久性の高いシールも制作可能です。用途に合わせて粘着剤を強粘着タイプ、冷蔵・冷凍タイプにすれば、シールの機能性も向上します。取り扱っている素材の詳細は印刷会社によって異なるので、検討段階で相談しておくと制作までの流れがスムーズです。
当社は、シール専門の印刷会社として、幅広いタイプのシールを制作しています。納品形態に加えて素材についても多様な種類を用意しているので、ぜひ「お問い合わせ」からご相談ください。

ロールシール印刷で選べる形状 

ロールシール印刷では、ラベラーを使って貼り付ける商品ラベルが多いため、四角形が定番です。特殊な形のシールにも対応できますが、尖った形状だと剥がすときに形が崩れやすいため注意が必要です。

加工費を安く抑えたいときは、シールとシールの隙間を少なくして1ロールに対するシールの枚数を最大にすると効果的です。例えば、同じ10,000枚でも、「500枚×20巻」よりも「2,500枚×4巻」の方が安くなります。また、変形の場合は長方形と比べ若干コストが高くなることも特徴です。

少量であれば気にならないようなコストの差でも、枚数が多くなるとそれだけ差は大きくなります。注文ロットが大きい場合は、あらかじめ注意して形状を選ぶことが大切です。

ロールシール印刷で選べる仕様

ロールシール 印刷

ロールシール印刷を注文するとき、選択しなければならない仕様がいくつかあります。

  • 内巻きと外巻き
  • シールを出す方向
  • 紙管の内径サイズ

仕様1 内巻きと外巻き

ロールシール印刷では、シールが巻きの内側に付いている内巻きタイプか、巻きの外側に付いている外巻きタイプか選択できます。一般的には、外巻きタイプで仕上げられることが多いです。

仕様2 シールを出す方向

シールを取り出すときの方向も、注文時に指定します。右出し、左出し、頭出し、尻出しの4方向から選択可能です。ラベラーの適用条件やシールの剥がしやすさ、貼りやすさにも注目して、シールを出す方向を選んでください。

仕様3 紙管の内径サイズ

ラベラーを使う場合は、紙管の内径サイズをよく確認してから注文することが重要です。

サイズを間違えて納品してしまうと、巻き直しが必要になるため正式な注文の前によく確認しておくことが大切です。初めてのロール仕上げの場合は、ラベラーの仕様書を発注時に印刷会社に添付すると、機器に合った仕様で制作してくれます。

ラベラーやシールピーラーなどの機械で使われている主な紙管サイズ(内径サイズ)は、以下のとおりです。

  • 76.2mm(3インチ)←ラベラー機の99%がこれ
  • 38.1mm(1.5インチ)←シールピーラーで使用
  • 25.4mm(1インチ)←シールピーラーで使用

※ラベラー:ボトルなどにラベルを貼る機械のこと
※シールピーラー:シールが1枚ずつ出てくる機器のこと

上記はあくまで一例なので、注文の際は機械の種類やサイズを確認しておくことが大切です。

ロールシール印刷の費用目安

ロールシール コスト

ロールシール印刷を依頼する場合の費用目安を解説します。

当社では、低コストを希望する方であれば「適量ロール仕上げ」をおすすめしています。1ロールに貼付されるラベル数量を最大にする事により加工費を抑えられるからです。ロールの最大直径を伝えると便利です。最大直径以上大きくならないよう、ロールを作成するのでお客様の作業員の方にとっても、ロールの取り換え頻度が少なくなるのでベストです。

逆に1ロールに対するシールが少量ですと加工費が上昇します。例えば1000枚の場合、100枚を10ロールよりも、1000枚1ロールの方が安くなるイメージです。また、コストパフォーマンスを高めるためには、少なくとも以上の注文がおすすめです。

ロールシール印刷で貼り付け作業をスムーズに進めよう

ロールシールとは、印刷されたシールを紙管に巻いて納品する形態のことです。貼り付け作業が必要なシールを扱うとき、特に利便性を発揮します。また、ラベラーを利用したい場合はロールシール印刷以外だと利用できないため、注意が必要です。注文するときは間違いがないように、使用しているラベラーの適用条件を確認しておきましょう。

当社はさまざまな納品形態でシールを制作している印刷会社です。商品用のラベルシールなど、ロールシール印刷以外のスタイルのシールも制作しています。ラベルシール作りを検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

そのお仕事、私たちにお任せください。
ご満足頂けるようサポートします。

この記事を書いた人

小島 哲也のアバター 小島 哲也 creative director

取引実績は11万社以上、年間約3,000件のシール印刷の案件を受注。
他とは違った魅力的なシールを適正価格で作製しています。

常に私の頭のど真ん中にあるのは「満足のいくシールをお作りする」です。

お気軽にお問い合わせください。何かお役に立ちます。

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