【プロが教える】シール・ラベルの貼り方!コツや効率化の方法も解説

シール 貼り方

シールは商品の魅力を引き出してくれます。しかし、貼り方にバラツキがあると商品イメージが損なわれてしまいます。つまり、シールのきれいな貼り方と失敗しないコツをあらかじめ理解しておくと便利です。

そこで本記事では、シール印刷会社のプロがラベルシールの貼り方について詳しく解説します。きれいな貼り方のステップや注意すべきコツを理解して、シール貼りの効率化を目指しましょう。

当社は、ラベルシールやノベルティシールなどさまざまなタイプのシールを制作するラベル・シール専門の印刷会社です。利用場面に合わせたシール制作をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

即日回答します。ぜひ一度お試しください。

目次

ラベルシールのきれいな貼り方

まず始めに、ラベルシールのきれいな貼り方を4つの手順で紹介します。綺麗に仕上げるためのちょっとしたコツもあるので、ぜひ参考にしてください。

  1. 製品が動かないよう安定した場所に置く
  2. シールを台紙からはがす
  3. 端を合わせて空気を抜きながら貼る
  4. 仕上げに上から密着させる

ステップ1 製品が動かないよう安定した場所に置く

シールを貼る準備
タオルや柔らかいモノの上に置くと動かない

ラベル・シールを貼り付ける製品を用意しましょう。貼り付け場所を上にした状態で、製品が動かないように固定しておきます。瓶など丸い形状をしているものであれば、タオルや台の上に置いて、転がらないようにすることが大切です。

あらかじめ製品を固定しておくと、貼り付けるときに両手が使えるので、効率よく作業できます。パッケージの素材によっては貼り直しができない場合もあるので、失敗しないように安定した場所で作業してください。

ステップ2 シールを台紙からはがす

シールを台紙から剥がす
シールを台紙から剥がす

次に、シールを台紙からはがします。角や端の部分から少しずつはがして、なるべく接着面に触れないように気をつけましょう。

台紙からはがす前に、製品のどの位置にシールを貼るか、あらかじめ見当を付けておくことが素早く綺麗に貼るコツです。

ステップ3 端を合わせて空気を抜きながら貼る

シールを端から貼る
1.ガイドを見つけてシールを端から貼る
シールを端から貼る
2.少し引っ張りながら
シールを端から貼る
3.グルリと貼っていく
シールを端から貼る
4.最後に端を抑える

貼り付け場所にシールの1辺を合わせ、端から空気を抜きながら貼り付けてください。一気に全面をベタっと乗せないことが、失敗しないためのコツです。

ガラスやプラスチックの容器はつなぎ目のタテ線があるので、そちらをガイドにすると曲がらずに貼ることが出来ます。

いきなり接着面全体を付けてしまうと、斜めになったときに修正の余地がありません。シールの形状は決まっているので、1辺だけでも正確に合わせれば、曲がらずに綺麗に貼り付けられます。

※上記のようにガイド線が無い場合は、中央から貼った方がキレイに貼付できる場合もあります。お好みでお選びください。

ステップ4 仕上げに上から圧着させる

全体を圧着させる
全体を圧着させる

最後に上から全体を指などでこすって、シール全体を製品に圧着させましょう。空気やシワが入らないように、強めにこすることが綺麗に仕上げるポイントです。しっかり圧着させることで接着の弱い部分がなくなり、はがれにくくなります。(剥がれの原因の90%が圧着不足です)

ちなみに、シール・ラベルの粘着は製品に貼ってから半日程度で定着します。

製品はラベルが付いて初めて販売できる状態になるので、最後のドレスアップという意識で丁寧に行いましょう。

実際にラベルを貼られているお客様からコメントを頂きました。

「貼り付け作業は、だいぶ慣れました!瓶にあるタテの切り込み(ガラスの結合部分)にシールを合わせると貼りやすくなりました!また、瓶を転がすようにすることシールを貼ることでヨレにくいように思えます。」

当社は、シールがもつ「付加価値」に注力し、こだわりあるシール制作を行っているシール印刷会社です。ブランドイメージの構築や製品の差別化にシールの活用を検討している場合は、お気軽に「お問い合わせ」からご連絡ください。

ラベル貼り・シール貼りで注意すべき3つのコツ

シールを貼るときには、失敗しないために注意すべきポイントが3つあります。ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。

  1. 髪の毛やほこりがつかないようにする
  2. ゆがまないよう正しい位置に貼る
  3. 気泡やシワが入っていないか確認する

コツ1 髪の毛やほこりがつかないようにする

シールを扱うときは、接着面に髪の毛やほこりなどの細かいゴミがつかないように、あらかじめ環境をととのえておきましょう。洋服もガムテープや粘着クリーナーを活用して、ほこりや糸くずを取り除いてください。冬場の乾燥時期のフィルム素材は静電気を帯びているので、チリやホコリが付着しやすいです。ご注意ください。

特に透明のフィルム素材の場合、接着面にゴミがつくと、たとえ小さな洋服の繊維でも凸凹の原因となり、目立ちます。付着したゴミを取ろうと指などで触ってしまうと、指紋で余計に汚れたり粘着力が弱まったりと事態は悪化してしまうこともあります。シールの廃棄を無くすためにも、貼り付け作業のときはあらかじめ環境を整備しておくことが大切です。

コツ2 ゆがまないよう正しい位置に貼る

シール貼りを綺麗に仕上げるために重要なコツは、ゆがまないように貼り付けることです。やりやすい方法は人によって異なるので、自分に合った貼り方を見つけましょう。

基本的には端 or 中央から貼り合わせることが王道の方法ですが、上下左右どこの端を合わせると貼りやすいのかは人によって異なります。色々な方法を試してみて、ご自身がもっともきれいに貼れるルーティンを見つけてください。

コツ3 気泡やシワが入っていないか確認する

ラベルやシールを貼ったあとは、気泡やシワが入っていないか確認しましょう。気泡の大きさや位置によっては、中心から外に向かって押し出すことで解決できることもあります。気泡を抜く際は、指やスキージ(プラスチックのヘラ)を使って、圧力をかけながらゆっくりこするのがコツです。

ただ、あまりにも大きい気泡やシワで軌道修正が難しそうであれば、あきらめて貼り直したほうがいい場合もあります。シールは製品に付加価値をもたらす存在なので、貼った後の見た目などの細部までこだわりぬくことが大切です。

ラベル貼り・シール貼りを効率化する3つのテクニック

シール 貼り方
写真ご協力 OBROS COFFEE

ラベル貼りやシール貼りは枚数が増えるほど時間がかかるため、なるべくスムーズに終わらせたい作業です。こちらでは、貼り付け作業を効率化するテクニックを紹介します。

  1. 作業空間をととのえておく
  2. 複数のシールを一度に貼る
  3. ラベラーを導入する

テクニック1 作業空間をととのえておく

シール貼りをするときは、集中力が途切れないように作業空間をととのえてから始めましょう。ラベル貼りであれば、座ったまま手が届く範囲に製品とシールを並べ、さらに作業スペースも確保することがスムーズに作業を進めるコツです。大量のラベル貼りをするのに立ったり座ったりの動作が必要だと、作業効率が落ちてしまいます。

テクニック2 シールピーラーを導入する(店舗向け)

シールピーラー
シールピーラー

シールピーラーとは卓上の剥離器です。ロール状のシールの台紙を引っ張ると、シールが台紙から剥がされた状態で1枚スッと出てくる仕組みです。店頭や梱包作業などでサッと使いたい場合に便利です。アマゾンやモノタロウで2,000円~3,500円程度で購入できます。

テクニック3 ラベラーを導入する(法人向け)

大量のラベル貼りを行うのであれば、ラベラー(自動貼り機)の導入を検討してみましょう。ラベラーとは、商品を置くと自動でシールを貼ってくれる機械の事です。作業の大幅なスピードアップが図れます。またラベルの貼る位置が統一されるので、商品が陳列された時に綺麗です。

「卓上ラベラー」「ボトルラベラー」で検索すると各種商品ページにアクセスできます。アマゾンや楽天で購入できる安いタイプから日本製の高価なタイプがあります。ご予算に合わせて検討しても良いかと思います。

ただし、ロールタイプのシールしか対応していない場合が多いので、シートタイプのラベルはセットできません。対応可能な台紙の幅も決まっているため、導入の際は必ず確認しておくことが大切です。また、すでにラベラーを導入している場合は、シール印刷会社の注文の際に正しい指示を出せるように、対応可能なシートの条件をよく確認しておきましょう。

正しい貼り方でシールのもつ付加価値を最大限に発揮しよう

シールは種類によって、きれいな貼り方も貼るときのコツも異なります。ただし、どのようなシールでも事前準備が大切なことに変わりはありません。粘着面を扱うため、ほこりや髪の毛などの細かいゴミには特に注意しましょう。

また、最初のうちはスピードよりも貼った後のクオリティを重視して、丁寧に作業することも大切なポイントです。シールのもつ演出効果を最大限に活用して、貼り付ける場所を華やかに彩りましょう。

当社は、大量生産よりも付加価値の創出にこだわりをもつシール印刷会社です。お客さまのご要望に合わせて、用途や目的に最適なシールの提案を行っています。シールやラベル制作をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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そのお仕事、私たちにお任せください。
ご満足頂けるようサポートします。

この記事を書いた人

小島 哲也のアバター 小島 哲也 creative director

取引実績は11万社以上、年間約3,000件のシール印刷の案件を受注。
他とは違った魅力的なシールを適正価格で作製しています。

常に私の頭のど真ん中にあるのは「満足のいくシールをお作りする」です。

お気軽にお問い合わせください。何かお役に立ちます。

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